一年育てたお醤油を、いよいよ絞ります

去年みんなで仕込んだお醤油が、
いよいよ“絞る時期”になりました。🌿

春を越え、夏を越え、秋冬を過ごしながら、
ゆっくり発酵してきたお醤油。

蓋を開けると、
ふわっと立ち上がる香りに、
「あぁ、ちゃんと生きてたんだなぁ」と感じます。

発酵って不思議です。

急がせることはできない。
でも、ちゃんと時間をかけると、
少しずつ深い味わいになっていく。

それは、
人の身体や暮らしとも、どこか似ている気がします。


「絞り方を知りたい!」

という声をいただいたので、
今回はお家でもできる
“お醤油の絞り方”をご紹介します✨

特別な道具がなくても大丈夫。

使うのは、

  • ザル
  • さらし布(日本手ぬぐいなどでもOK)
  • 温度計(100円ショップで売ってます)

など、
ご家庭にあるものでOKです😊


① 準備

まずは鍋とザルを用意します。

ザルの上にさらし布や手ぬぐいを広げ、
そこへ発酵したもろみを入れていきます。
(袋状に縫ってあると使いやすいですが、
1枚の状態でしたらもろみを包み込むように
何度かに分けるとよいです。)

この時点で、
もう香りがすごい…!

市販のお醤油とはまた違う、
生きた発酵の香りが広がります。


② じっくり絞る

布を包み、
少しずつ圧をかけながら絞っていきます。

最初はぽたり、ぽたり。

でも次第に、
濃い琥珀色のお醤油が流れ始めます。

この時間が、なんとも贅沢。

効率だけを考えたら、
きっと買った方が早い。

でも、
自分の手で育てたものをいただく時間には、
“味”以上の豊かさがあります。

時間がかかるので上部にラップをかけて
ゆっくり待ちます。
お皿など乗せて重しにするとよいです。


③ 火入れ

絞ったお醤油は、
最後に火入れをします。

火入れすることで発酵が止まり
香ばしさが増します。

ゆっくり温めながら、
香りがさらに深くなっていく。

台所いっぱいに広がる香ばしさは、
なんとも幸せな時間です。

温度は80度を保ち
30分くらい熱を入れます。
その後は蓋をしてゆっくりさまします。

冷めたら清潔な瓶などに詰めて冷蔵庫で保管しましょう。


絞った後のお楽しみ

ちなみに、
絞った後に残る“醤油粕”も宝物✨

炒め物や漬け込み、
調味料づくりにも大活躍します。

最後まで無駄なく楽しめるのも、
手仕事の発酵ならでは。

今回はもろみを再発酵して作る
美味しい調味料「旨辛ジャン」をご紹介します。

まずはもろみをボウルに。

そこに米糀をもろみの半量くらい入れます。

そしてさらに唐辛子。
キムチ用の辛すぎない唐辛子があればそれを。
辛いのが苦手な方は入れなくても大丈夫。
お好みで♪

よく混ぜ込んだらジプロックやタッパーなどに入れ、
約1カ月ほど冷蔵庫で寝かせます。
野菜と合えたり、マヨネーズなどと混ぜてディップなど
使い道いろいろです。

手作り醤油と醤油粕
お家で作らないと手に入らない
贅沢な一品✨


時間をかけて育てること。
待つこと。
手をかけること。

忙しい時代だからこそ、
そんな時間が、
暮らしを豊かにしてくれる気がしています。

またみんなで、
「おいしいね」と笑いながら、
発酵の時間を楽しめたら嬉しいです。🌿