「いただきます」の意味
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食事の度に
「日本人に生まれて来れてよかった!」と思います。
日本人なら誰でも知っている言葉
「いただきます」
大人になるとわざわわざ言わない、という方もいるかもしれません。
でも、お子さんがいるご家庭なら必ず「いただきます!」と言ってから食べているのではないでしょうか。
「いただきます」
動物の肉や魚、野菜や果物
全て生きているものです。
その命をいただくことに感謝し
作ってくれた人に感謝し
命を繋げられること全てに感謝する
その感謝の心が「いただきます」に込められている。
素晴らしい言葉だと思いませんか?
本当の意味で、この「いただきます」と同じ言葉は他国にはありません。
食べる前の言葉かけがあってもそれは
食事をいただこう
美味しく食べよう
たくさん食べてね
というようなニュアンスのようです。
全てのものに神が宿り
その神が私たちの命を繋げ、育んでくれる。
日本という国の独自な精神性
人は大いなる自然と常に一体であり、命の循環の中で支え合い生かされている存在。
命に優劣は無い。感謝を忘れてはならない。
そう教えられているように思います。
そう考えると、現代社会の人間がいかに傲り高ぶっていることか。
命あるものを感謝していただくことで命を繋ぐ。
今、たくさんの人が心身の病で苦しんでいるのはこの真理が失われているからでしょう。
化学工場で生み出されたプラスティックのようなものを食べ物として口にすることは身体が病んで当たり前です。
命あるものをいただく
健康状態が良くても悪くても
私たちは「命あるものをいただく」ことを忘れてはいけません。
動物も生きているのだから食べるために殺しては可哀そう!
そう訴えている人たちもいるようです。
だったら植物ならいいのでしょうか?
植物だって生きています。
命をいただき、命を繋ぐ。
だから本当は私たち人間も命が尽きた時は土に帰ることが本来なのでしょう。
大地の栄養となることで、植物が生い茂り、動物がそれを食む。
人間が勝手につくった法によって、その循環に参加することは叶いませんけれども。
倫理観的な考えはちょっと横に置いておいて
生物学的に歴史を紐解くと、私たちの身体は肉食に近い雑食性。
動物性のたんぱく質や脂質が必要です。
植物には自分たちの種を守るための毒素を持っているものが多く、人間の内蔵のつくりからも植物を多食してきたとは考えられません。
穀物などを食べ始めたのは農耕が始まった1万年前くらいからのようです。
進化の過程から見ると、まだまだつい最近のお話。
私たちの身体はそんなに早く環境に対応できる変化は遂げられません。
今の日本社会で食べ物として存在するもの
私たちの命を繋ぐために必要な「命あるもの」は果たしてどのくらい存在するでしょうか。
化学物質てんこ盛りの食べ物もどき
これらを口にすることで私たちの身体は本来の機能を失いつつあります。
命あるものを感謝していただく。
「いただきます」の意味を改めて考えながら、食を正すことが今の私たちに必要なことではないでしょうか。
何を選ぶか迷った時には、古代に存在していたであろう食材や食べ方に思いを馳せてみると良いかもしれません。
今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました💖