分かち合うために私たちは生まれた

地球上のたくさんの動物たちの中で、言語を使って意思疎通をはかるのが私たち人間。

それが生きものとして優れているのかどうかは分かりません。

もしかして他の動物たちはテレパシーのような感覚を持って繋がっているのかもしれませんから。

もしそうだとしても、どちらが凄い訳でもなく、私たち人間は「言葉を使う」。

それが事実です。

 

話すことが出来るということは、話すことが必要だから進化した機能なのでしょう。

その機能を、果たして私たちはしっかり使いこなしているでしょうか。

 

近年「コミュ症」という言葉をよく耳にします。

コミュニケーションを取るのが苦手、面倒、などの理由で「私、コミュ症なので」など前置きして深く関わることを避ける傾向があるようです。

ちょっと熱く語る人は「暑苦しい」などと言われ、コミュ症さんたちからは鬱陶しがられる。

実は私も、ワクワクするとつい自分の夢を大声で語ったりする人なので(笑)、かなりあちこちでウザイ人と思われているかもしれません。

 

ですが、今のところ私たちは話さずとも分かり合える能力や精神性は持ち合わせていません。

「自分がこう思っていることを、この人だけは言わなくても分かっていてくれているはず、、、」

なんてことはほぼ思い込み。妄想です!

長年連れ添った夫婦だって、「え?そんなこと考えてたの?」「この人、こんな一面があったの?」なんて驚くことは普通にあります。

 

話す能力は、私たちが人間として幸せに暮らしていくために必要だから備わっている力。

人間は一人では生きられない。

みんなと協力しながら生きることでたくさんの幸せをどんどん作り出すことが出来る。

凄い潜在能力を持っていますね!

そのために必要な、話す力と共通の言語が発展したわけです。

 

だから

幸せになりたければ話し合わなければなりません。

ここを面倒だと言ってはしょると、我慢したり、不満が募ったり、寂しくなったり、悲しくなったりするわけです。

何か問題があれば、みんなで話し合うことで解決の糸口が見えてきます。

そもそも、問題が起こるとはみんなで話し合うチャンスが来たということです。

ラッキーなことです!!

家族でも、友人でも、会社でも、上下など関係なくみんなが幸せになるために話し合う。

それが当たり前の世の中なら、きっと争いごとなんて起こらなくなるのでは?

 

まずは気持ちを分かち合うことから。

自分の思いを相手に丁寧に話すことから。

 

相手に伝えようとすることによって、自分の本当の気持ちに気付くことってたくさんあります。

自分の気持ちに気付いて初めて自分を大切に出来る。

「ああ、私は本当はこうしたかったんだな。」

「こんな思いを伝えたかったんだな。」

自分を大切に出来る心のゆとりが生まれて初めて、周りに感謝の気持ちが持てるのではないでしょうか。

 

日本は全ての事象に神が宿る「八百万の神」を信じてきた国です。

全てのものに感謝と畏怖の念を抱いて生きてきた日本人。

これって、日本人の心に人間同士も自然とも融合し合い分かち合える、心のゆとりがあったからではないでしょうか。

 

日本は世界でただ一国、争いごとが無い平和な時間が1万4千年も続いたとされる縄文文化を根底に持つ民族です。

(「縄文に学ぶ」もよかったら読んでみて下さい♪)
https://kirei-koubou.com/blog/2024/03/14/learning-from-the-jomon/

その平和の秘訣は、お互いを認め合いながらみんなで話し合い、様々な問題を乗り越えて来たから。

そんな想像をしています。

本当はどうだったかなんて分かりませんが、その頃の縄文人と私たち、生物学的には大きな変化などありません。

まずは「自分の思いを相手に丁寧に伝える」ことから。

家族とのコミュニケーションから始めてはいかがでしょうか。

夫婦関係、親子関係、ぐ~んと毎日が楽しくなりますよ♪

ぜひお試しください!

 

ではでは

今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました💖

 

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