
“ごきげんに生きる暮らし”をデザインする。
はじめまして。
KIREI工房合同会社代表、「ごきげん養生研究室」を主宰している犬竹真由美です。
みんなからは「いぬママ」と呼ばれています。
私は長い間、アパレルデザイナーとして仕事をしてきました。
色を選び、素材を選び、形を考える。
「どうしたら、この服を着る人がもっと素敵に見えるだろう?」
そんなことを考えながら、30年近く、服をつくってきました。
ところが今、私が夢中になっているのは「服」ではありません。
食べること。
眠ること。
身体を動かすこと。
呼吸すること。
休むこと。
心のこと。
人とのつながり。
一見すると、アパレルとはまったく違う世界です。
でも最近、気づいたことがあります。
私は仕事を変えたというより、
「デザインするもの」が変わったのかもしれない。
昔は、人を素敵に見せる「服」をデザインしていた。
そしてこれからは、
“ごきげんに生きる暮らし”をデザインしたい。
そう思うようになりました。
身体のことを考え始めたのは、自分自身がきっかけでした
デザイナーとして忙しく働いていた頃は、仕事が最優先。
食事は不規則で、自分の身体のことはいつも後回しでした。
そんな暮らしの中で心身のバランスを崩したことをきっかけに、
「私はこれから、どう生きたいんだろう?」
と考えるようになりました。
そこから始まったのが、私自身を使った小さな実験です。
食べるものを変えてみる。
発酵食をつくってみる。
水について調べてみる。
睡眠を見直してみる。
身体を動かしてみる。
さらに太極拳や気功に出会い、呼吸や身体のめぐり、中医学や昔から伝わる養生の考え方にも興味が広がっていきました。
知れば知るほど面白くなって、
気がつけば、ずいぶん遠くまで来ていました(笑)。
でも、そこでひとつ疑問も生まれました。
「健康になること」が目的になっていないだろうか?
世の中には、本当にたくさんの健康情報があります。
これは食べた方がいい。
これは食べない方がいい。
これを毎日やった方がいい。
これは身体に悪い。
学べば学ぶほど、
「結局、何が正しいの?」
と迷ってしまうこともあります。
そして健康のために、食べたいものを我慢して、頑張って運動して、たくさんのルールを守って……。
それで毎日が窮屈になってしまったら、何か少し違うような気がするのです。
私たちは、
健康になるために生きているわけではありません。
元気でいたいのは、
美味しいものを食べたいから。
好きな場所へ出かけたいから。
人と笑いたいから。
新しいことに挑戦したいから。
そして、いくつになっても、
「人生って、まだまだ面白い!」
と思っていたいから。
だから私が大切にしたいのは、
人生を楽しむために、身体と心と暮らしを整えること。
それが、私の考える「養生」です。
だから、「ごきげん養生研究室」。
KIREI工房では、ひとつの健康法だけを正解とは考えていません。
発酵や昔ながらの食文化。
プライマルな食の考え方。
季節の食養生。
中医学や東洋の知恵。
現代の栄養や身体についての知識。
睡眠、呼吸、太極拳、気功。
水や、私たちを取り巻く暮らしの環境。
いろいろな方向から、人の身体と暮らしを眺めています。
だから、ここは「教室」ではなく、
研究室。
「これが正しいですよ」と答えを渡すだけではなく、
これ、やってみたらどうなる?
と試してみる。
食べてみる。
動いてみる。
眠ってみる。
休んでみる。
そして、
「私の身体は、どう感じている?」
と聞いてみる。
昔から伝わる知恵も、現代の知識も、今の私たちの暮らしに合う形に翻訳しながら、楽しんで試していきたいと思っています。
私自身が、研究員第1号です(笑)。
食べる。眠る。動く。呼吸する。休む。遊ぶ。
養生というと、
「身体にいいことを、きちんと続ける」
という少し真面目なイメージがあるかもしれません。
でも私は、もっと自由でいいと思っています。
旬のものを美味しく食べる。
ぐっすり眠る。
気持ちよく身体を動かす。
疲れていたら、何もしない。
友達とおしゃべりして笑う。
面白そうなことを見つけたら、とりあえずやってみる。
それも全部、養生。
だからKIREI工房では、
「遊ぶように整える暮らし」
を大切にしています。
頑張って健康になるのではなく、
暮らしていたら、なんだか身体も心もごきげんになっていた。
そんな毎日を増やしていきたいのです。
自分をごきげんにすることから、始めよう。
特に、これまで家族や仕事を優先して、
「自分のことは、あとで」
と生きてきた人たちに伝えたいことがあります。
これからは、自分のために美味しいものを食べてもいい。
休んでもいい。
新しいことを始めてもいい。
何もしない時間をつくってもいい。
自分を大切にすることは、わがままではありません。
自分に少し余裕ができると、笑顔が増える。
その笑顔や心地よさは、家族や周りの人にも自然と伝わっていくと思うのです。
そして、その暮らしを見て育った次の世代へも。
だから私が目指しているのは、単に健康情報を届けることではありません。
「ごきげんに生きる人」を増やすこと。
一人ひとりの小さな暮らしから、そんな文化を育てていきたいと思っています。
服から、暮らしへ。
振り返ってみれば、私がやっていることは昔とそれほど変わっていないのかもしれません。
色を組み合わせ、素材を選び、形をつくっていたように、
今度は、
食べること。
身体を動かすこと。
眠ること。
休むこと。
人とつながること。
遊ぶこと。
そんな暮らしの一つひとつを組み合わせながら、
その人らしく、ごきげんに生きられる暮らしをデザインする。
それが、これから私がやっていきたい仕事です。
もちろん、私自身もまだ研究の途中。
だから、一緒に試して、一緒に面白がって、一緒に歳を重ねていけたら嬉しいです。
ごきげんな暮らしを、次の世代へ。
KIREI工房合同会社
ごきげん養生研究室
犬竹真由美(いぬママ)🌿

